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無題

...2006/01/31 22:46...







死にたい。死にたくない。死にたい。死にたく・・・
ずっと繰り返してきた。考えが変わるたびに、何かがしたくなった
幾多の人が歩く夜の街を歩くたび、心は躍った
いつの間にこの街は活気付いたのだろう、この周りにいる者達はどこから来たのだろう
様々なことを、気がついたことを無駄に長々と考え時間を潰していく
やることは特にない。ただ生きるためなら何もしなくてもいい
だが何もしないのはとても退屈する。暇で暇で自分の体を傷つけたくなる
服を売る店が入っている建物に寄りかかる。人ごみの中を歩くと少し疲れる
ふと、気がつき夜空を見上げてみる。今宵は満月、金色の月が夜空で光る
「お独りですか?」
夜空を眺めていると、不意に声が横からかけられらた
視線を横に向けると、そこには2つの人影。着物を着た背が高い男と、毛糸の帽子とマフラーをつけた少年
少年の方は時折噛んでいるガムを風船のように膨らませては、パチンと割る。そしてまた噛む
「独り身の方が何かと気は楽ですから。それにこの年では貰い手もいませんよ」
「それもそうでしょう・・・。符雨(ふう)、さっきからパンパン五月蝿い」
「りょーかいー」
多少冗談を含めて言ったのだが、いたって冷静に返事を返された
「日々何もしなくてもいいと思ってますよ。無意味ですけどね。それでもなんとかなってますし」
「何もしなくても自分は構わない、と?」
変な事を聞いてくる者だ。ただ、そういうことも考えつつも首は縦に動いていた
「失礼、まだ私用がある身。・・・符雨、行くぞ。」
「そうですか。では」
「・・・、・・・」
少年は何か言いたげだったが、何も言わず男に付いていく。そして2つの影は人ごみの中へと消えていった
何かを考える。何かが浮かび、泡のように消えていく。無為に、無意味に
「とは言っても」
何もする気になれない。またヽ毎日。今日は久しぶりに帰って、寝てみようかと考えた


「・・・いいの、アレ。やんなくても」
「構わない。自分のやることをしないものは異でも嫌いだ。それに邪気が無い」
「ふーん・・・?」
先ほどの少年と男が河川敷を歩いている。近くには犬の散歩や、帰り道を歩く者の姿も見える
男は前を。少年は男の斜め後ろをゆっくりと付いて歩いている
先ほどまで空に輝いていた満月は、雲の陰に隠れその光を降ろさない
「・・・符雨」
「何?」
「帰るぞ。次の話を兄上から聞かなければならない」
「・・・はいはい。全く、敏久さんと違って鷹久さんはお堅いんだから。
あの緩さ加減をもう少し見習ってもらいたいんだけどね、僕としては」
「符雨」
瞬間。辺りの空気が少し張り詰めた
「奢りが過ぎるぞ?人としての意思を貼るために姉上の手を煩わせたが、2度目は無い。私を倒すなど、お前はまだ未熟だ」
鷹久は振り返らず、歩みを止めず、歩調を変えず、淡々と
「・・僕はいつかあなたを超えてみますよ。出来る限り善処して、ね」
「三人目が・・・必要、か。近遠・・・ふむ」
符雨の言葉を聴いたのか、聞いていたのか、鷹久は呟きながら歩く
「寝首を掻いてもいいんだけどね・・」
肩を竦ませて符雨も軽く呟きながら、そんな主人の後を歩き始めた

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