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...2006/01/23 01:36...






降りしきる雨
冷える身体
笑う彼女
伝う想
足音


「・・・・斬る」

―リレー小説第三幕二節―


愁いを帯びた彼女。彼女は何かを持っていた。細く、長い何かを
少し離れた場所にいる彼女が持っているそれは、僕にはよく見えない
「え・・・あ・・」
僕は彼女の名前を知らない。呼び掛ける術を知らない
白い雨のカーテンの中を、彼女はゆっくりとこちらへ歩いてくる
一歩一歩、ゆっくりと確実に。落ちた傘がころころと転がっている
「君は・・・」
「私は、“カナメ”」
表情は変えず、カナメは黒く細長い何かから銀を引き抜いた
銀は刃、黒は鞘。僕の脚ほどもある長い刀身。軽く湾曲した刃が雨に濡れて光る
冬の雨に長い間打たれているのに、不思議と少しも寒くない。むしろ、どこか温かい
雨の音は激しく、彼女の声だけが僕の耳に届く。左手で刀、右手に鞘を持ちつつ彼女は立ち止まった
つい、と彼女が刀に纏わる水を掃う。にっこりと、少し不気味に彼女は笑った
「ありがとう。さよなら」
カナメが銀を振った。鈍く光る銀は一直線に僕へと引かれ――なかった
本能的な恐怖で脚が一歩後ろに踏み出し、刃が僕の首の前で雨粒を断ち切った
「・・・」
「避けるの・・・?」
言葉が出ない。どう言葉をかけていいか考えていたはずなのに、口がうまく動かない
彼女がいて、言葉をかけようとして、彼女がいつもと違って変で、あれ、あれ、あれ
雨の音。街の音は聞こえず、ただその音と彼女の声が聞こえるだけ
刀を鞘に納める音。右手に刀を下げて持ち、左手を胸に当てカナメは俯いた
「あなたを・・・・・斬る」
僕の思考は停止していたかもしれない

・・・
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うpするのは「―リレー小説第三幕二節―」以降でいいんだよね?
【2006/01/23 02:57】
URL | 月ノ宮 #PXXG49oI[ 編集]


最初のは削っても、削らなくてもいいですよー
【2006/01/23 21:15】
URL | 妖 キキ #-[ 編集]




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