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無題

...2006/01/16 07:08...






月も星もない夜。街灯の灯りが道を照らすその中を、仁科 鷹久(にしな たかひさ)は歩いていた
時刻は深夜、季節はもうほとんど冬。辺りを車やバイクが通る気配は無い
「・・・」
普段着として着ている人はかなり珍しい着物の懐から、彼は煙草とライターを取り出した
手馴れた手つきで煙草に火をつける姿は、吸いなれた様子に見える。煙草と着物、とても合わない
さらに足に履いているのは草履、まさに完全装備
「・・・寒くなったな」
寒いのにもかかわらず着物を着ている馬鹿がここにいた。誰かに話しかけるように静かに呟く
「・・・・はい」
返事を返すものがいた。彼の斜め後方、付き添うような形で歩いている
歩くのは背が低い少女。黒い髪をおかっぱに切り分け、小さな巫女服を着ている
少し高い声、何人かの少女の声を混ぜ込んだような微妙に変な声
「異は」
「・・・・わたしには」
「少しは感じるようにしろ」
「・・・・ご命令でしょうか」
「お前の代わりはいくらでもいる」
鷹久は少しも首を動かさず、前を向いたまま話す。歩く速さも変えず、淡々と話す
「・・・・了解しました。善処します」
「少しはお前の力を買っている。期待できない物に期待はしない」
銜えていた煙草を口元から離し、ふぅと鷹久は煙を吐き出した
「・・・・」
動かず、しゃべらず、じっとしていれば少女は人形に見える。陶磁のような白い肌、硝子球のように透き通った黒い瞳。その瞳が前方の中空を見た
「・・・・斜め前方、マンション、上。異です。数は2か3」
「4だ。・・・行くぞ飛威(ひい)」
「了解」
歩みを速め、走り始めた鷹久に続くように飛威は駆け出した
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